調節不全とは、眼のピント調節機能がうまく働かず、近くや遠くを見る際に焦点を合わせにくくなる状態を指します。毛様体筋の働きが弱くなったり、調節の切り替えがスムーズに行えなくなることで生じます。成長期の子どもから若年者に多く、学習や日常生活に支障をきたすことがあります。

調節不全の原因には、長時間のデジタル機器使用による目の酷使、生活リズムの乱れ、睡眠不足、精神的ストレスなどが関与します。また、成長期に調節機能が未成熟な場合や、眼鏡度数が合っていないことも背景となることがあります。調節緊張とは異なり、筋肉の過緊張ではなく機能低下が主体です。

調節不全では、近くの文字がぼやける、読書や学習が続かない、すぐに目が疲れるといった症状がみられます。近見作業後に頭痛や眼痛、集中力の低下を訴えることもあります。また、遠くから近くへ視線を移した際にピントが合うまで時間がかかるなど、見え方の切り替えに違和感を覚えるのが特徴です。

診断には、視力検査、屈折検査、調節力検査、調節幅や反応速度の評価を行います。必要に応じて散瞳検査を実施し、屈折異常や他の眼疾患との鑑別を行います。見えにくさの原因が調節機能の低下によるものかを総合的に判断することが重要です。

治療の基本は、調節機能の回復と負担軽減です。正しい眼鏡矯正を行い、生活指導として近見作業の時間調整や十分な休息を指導します。必要に応じて調節訓練や点眼治療を行うこともあります。適切な対応により、学習時の見えにくさや眼精疲労の改善が期待できます。

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