角膜びらんとは、角膜の表面にある上皮が部分的にはがれた状態を指します。外傷やドライアイなどがきっかけとなり発症し、角膜上皮障害の一種と考えられます。痛みや異物感が強く現れることが多く、再発を繰り返す場合もあるため、原因に応じた適切な治療と管理が重要です。

角膜びらんは、目をこすったことによる軽微な外傷、逆さまつげ、コンタクトレンズの刺激、ドライアイなどが原因となります。また、過去の角膜外傷をきっかけに、角膜上皮がはがれやすくなり、再発性角膜びらんとして繰り返すこともあります。

強い目の痛み、ゴロゴロとした異物感、涙が止まらない、充血、まぶしさなどが主な症状です。特に起床時に症状が強く出ることが多く、目を開けにくいと感じることもあります。びらんが広い場合には、視界がかすんだり視力が低下することもあります。

診断は、問診と細隙灯顕微鏡による角膜の観察を行います。フルオレセイン染色を用いて、角膜上皮がはがれている範囲や程度を確認します。感染の有無や、角膜炎など他の疾患との鑑別も重要です。

治療はびらんの程度により異なりますが、角膜保護を目的とした点眼薬や軟膏を使用します。必要に応じて抗菌点眼薬を併用し、感染予防を行います。再発を繰り返す場合には、角膜上皮の安定化を目的とした治療を検討することもあります。

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