近視は、遠くのものがぼんやり見える視力の状態です。眼球が前後方向に長い、または角膜・水晶体の屈折力が強い場合、目に入った光が網膜より前で焦点を結んでしまい、遠方視が不鮮明になります。

遺伝的な要因と環境的な要因があるといわれていて、両親が近視だと子どもも近視になりやすい傾向があります。環境的な要因としては、近距離作業( 読書・スマホ・タブレットなど)が増えたこと、屋内で過ごす時間が増え、屋外活動が減ったことが進行の一因として考えられています。
近視の進行は主に眼軸が伸びることにより起こります。眼軸長は成長期に延びやすく、この期間に進行しやすいのが特徴です。

近視の主な症状としては、遠くのものがぼやけて見える、黒板や道路標識が読みづらい、細かい文字が見えにくいなどがあります。また、視力が低いときに目を細める、近くに顔を寄せて見る、目が疲れやすいといった症状が現れることもあります。重度の場合、頭痛や眼精疲労を感じることもあります。

近視の検査には、視力検査、屈折検査、眼軸長測定などがあります。視力検査では視力表を使って遠くの見え方を確認し、屈折検査では眼の屈折状態を機器やレンズで調べて近視の度数を判定します。病的近視が疑われる場合は眼底検査や網膜・脈絡膜の検査も行われることがあります。

メガネやコンタクトレンズで視力を矯正するのが一般的ですが、視力回復トレーニングや角膜に医療用レーザーを照射して視力を矯正するレーシック治療などもあります。すでにメガネやコンタクトレンズで視力矯正をしている方も、年に1度は眼科で視力検査をして、目に合ったメガネやコンタクトレンズを処方してもらいましょう。

屋外で過ごす時間(自然光に当たる時間)を増やす

屋外活動の増加は近視進行を抑えるという報告があります。世界の著明な近視研究者らによって設立されたINTERNATIONAL MYOPIA INSTITUTEは小児に対し1日80 -120分の屋外活動を毎日確保することを推奨しています。

長時間の近距離作業を減らす・休憩を入れる

読書、スマホ、タブレットでの学習や手元でするゲーム機など、近くをみる作業は日常の中にたくさんあります。こうした作業をする場合は、正しい姿勢で目から30cm以上離す、長時間近くを見たら遠くのものを見るなど、目を休めてあげることなどが大切です。

近年、生活環境の変化により、近視になる人が増えています。近視の発症が早期であるほど、近視の程度が強い強度近視に発展していく可能性が強いことが報告されており、また白内障、緑内障、網膜剥離、黄斑症などの眼病にも発展しやすく、これらの病気により将来失明するリスクが高くなります。
以前は近視の進行抑制法についての知見が少なく、効果的な方法がありませんでした。しかし近年の研究により、信頼のおける方法が見いだされてきまし。小児の早い時期から近視の進行を抑制し強度近視化を防ぐことにより失明につながりうる眼疾患を減少させることが重要と考えられています。

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